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ポンコツでちょうどいい

 

私、子供のころから

ぼーっとすることが多く

よく母親から「またぼーっとして」

と怒られていました。

 

運動神経もあまりよくなくて

器械体操とかは得意だったんですけど

球技が苦手でした。

 

ソフトボールとか

卓球とか

ドッジボールとか

得意な子がすごくうらやましかったです。

 

大人になってからも

球技が苦手なのは変わらず

福井県柔道整復師会の

ソフトボール大会がすごく嫌で

それで柔道整復師会を辞めたようなものです。

 

要は私結構ポンコツだったんです。

 

で今は好きな仕事をさせてもらって

しんそう療方を教える立場になって

少しはちゃんとしてきたのかなあと

思っていたんです。

 

それがこの前

嫁さんとこの話をしていたら

「あんた、今でもポンコツやで」

と言われてしまいました。

 

ただ、嫁はポンコツのままで

いいという意味で言ったみたいです。

 

振り返ってみると

私、頭は悪くなかったんで

高校は地元の進学校に行ったんです。

 

そこで数学が全然ダメで

落ちこぼれかけたんですが

クラスのみんなが助けてくれて

卒業できました。

 

柔道整復師の専門学校に行ってるときも

不器用で臨床経験がないことで

落ちこぼれかけましたが

なぜかすごく優秀な仲間に恵まれて

卒業して資格も取れました。

 

今もしんそう療方の

昼間の研修会が終わってから

創始者の技を受け継ぐ先生たちが

なぜか夜通し一緒に勉強してくれています。

 

これって私がポンコツだから

ポンコツだったから

こんなに周りが助けてくれたのかなと

思っています。

 

頑張ってちゃんとしなくていいんだ

ポンコツなままでいいんだ

 

無理して自分を変えようとしなくて

素の自分を出していってもいいだと

やっと思えるようになりました。

 

ポンコツのほうが

自然と周りに感謝の気持ちが

湧いてきますしね。

球技は苦手でも

イチローさんは大好きです。